Googleスライドの資料を使って、スライド映像+音声の動画を作成したい場合。
Keynoteには「スライドショーの記録」という機能があるので、Keynoteの機能でスライドを記録して書き出せば動画になりますが、Googleスライドにはこれに該当する機能がありません。
Googleスライド以外のアプリ・ソフトを利用して、Googleスライドを画面収録する必要があります。
OBSやZoomなど画面を録画できる機能があるソフトなら何でもいいと思いますが、Macの場合はQuickTime Playerを使うのが無難でしょう。
スライド以外の例えば背景・人物を合成したいときなど事情がある場合に限り、希望する機能があるソフトを使うと良いと思われます。
なお、当記事ではGoogleスライドの使い方(スライドの作り方)には触れませんので公式ヘルプなどを参照ください。
GoogleスライドをQuickTimePlayerで画面収録する方法
スライドを全画面表示

Googleスライドの「プレゼンテーションを開始」でスライドが全画面表示となる
shift + command (⌘) + 5

全画面状態では普通にQuickTimePlayerの操作はできないので、ショートカットキーを使います。
「shift + command + 5」で画面収録メニューを出す。
画面収録の設定
■画面全体を収録 or 選択部分を収録
モニタやスライドのアスペクト比によって変わると思うので、希望の範囲を収録出来る方を選ぶ。
■オプション>保存先
収録を止めた時に自動的に保存されるので、先に保存先を選んでおく。
■オプション>タイマー
収録ボタンを押してから、収録が開始されるまでの時間。
あとで動画編集ソフトなりQuickTimePlayerのトリムで不要部分をカットすればいいだけなのでタイマーは「なし」で問題ないと思う。
編集なしで一発撮りをそのまま使いたいときは、好みを開始時間を設定どうぞ。
■オプション>マイク
PCに接続されているマイクが表示されているので、仕様マイクを選択。
ここを選択し忘れると音声が記録されないので注意。
■オプション>オプション
基本的にデフォルトで問題なし。
お好みあればどうぞ。
収録開始
メニューの右側の「収録」をクリックで収録が開始される。
画面収録を停止
「shift + command + 5」でメニューを表示させると「画面収録の停止」ボタンが表示される。
クリックすると停止して選択した保存先に動画が書き出される。
QuickTimePlayerでの画面収録をする場合の注意点
収録中の状況が確認できない
「収録」を押すともう収録が開始されるわけですが、収録中であることがわかるような表示は画面上にありません。
メニューを出して「停止」ボタンがあれば収録中であることは確認できますが、メニューを表示させるとメニューごと画面が録画されてしまうので、メニューは出せません。
あと、音声が入っていることを確認できるインジケータなどもない。
初めてだとちゃんと収録されているのか不安だと思うので、一回テストしてみた方がよさそう。
マウスポインタを画面下部に置くとスライドのメニューが表示される
スライド資料以外に画面に現れるのが「スライドのメニュー」と「画面収録のメニュー」です。
いずれも数秒放置で消えるので、全画面のスライド資料だけを録画できます。
しかし、カーソルを画面下部に持っていってしまうとGoogleスライドのメニューが表示されて、そのまま録画されてしまいます。
スライドの説明中に必要ないメニューが表示されないように注意。
これも、一度どの範囲にカーソルを持っていくとメニューが反応するのか確かめておいた方が安全です。
Googleスライドの動画化まとめ
スライド動画を作りたい場合で、Googleスライドにこだわりがないのであれば、正直Keynoteの方が動画化しやすいです。
他の用途や都合のためGoogleスライドで資料作成している場合は、仕方がないのでQuickTimePlayerで画面収録です。
Googleさん、機能追加してくれ。